独立すれば仕事は自動的に舞い込んでくるというわけではありません。クライアントが依頼したくなるのは、ある程度実績のある人です。フリーとしてまだほとんど実績のないような人に仕事を頼むクライアントはまずいないでしょう。しかし、仕事を獲得しなければ収入を得ることもできず、実績も増えません。黙っているのではなく自分から打って出る必要があります。
そこで大切なのが営業力や人脈づくりです。企業に雇用されているのであれば、営業担当が仕事を取って来てくれます。この営業を独立後は自分で行う必要があります。どのようにアプローチすれば相手に話を聞いてもらい興味を抱かせて顧客を獲得できるか、相手に効果的な営業を行う力を身に付けなければなりません。成績の良い営業マンの営業の仕方などを勉強してみるのも良いでしょう。
また、ビジネスチャンスを発掘する場として、人脈を広げておくことも非常に重要です。全く縁もゆかりもないところからビジネスのきっかけを見つけるのは難しいことであり、ましてや駆け出しの状態ではかなりハードルが高いと言えます。そのようなときに仕事相手として期待できるのが、これまで培ってきた人脈なのです。
実際、業界の横の繋がりなどで仕事をもらっているフリーランスは多くいます。同じ業界人の集まりなどには積極的に顔を出しておくのも良いでしょう。なお、営業力や人脈などは、独立した後に一朝一夕で手に入れられるものではありません。独立のために必要な準備の1つとして、計画的に動き独立前にある程度形にしておくことが大切です。